プラセンタ療法
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プラセンタとは
プラセンタ(Placenta)とは、哺乳動物の『胎盤』のことです。胎盤は、母親の子宮内に着床した直径0・1mmほどの小さな受精卵を、わずか10カ月の間に平均3㎏の胎児に育て上げるという驚異的な働きを持った組織です。 プラセンタは体内において調整作用を持ち、各部各所を本来あるべき状態に戻そうとする力を発揮します。その作用ゆえに古くから医薬品として利用され、紀元前・古代ギリシャ時代に医師ヒポクラテスも治療に用いたという記録がのこされています。 また、クレオパトラやマリー・アントワネットが自身の美容のために利用していたともいわれており、近年、作用が非常に注目されています。
プラセンタ療法とは
ヒトや動物の胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分を、注射・内服などにより体内にとりこむ治療の総称を『プラセンタ療法』といいます。
当院では市販のプラセンタ(動物由来)とは異なり、医療用医薬品として厚生労働省から認可されたヒト由来のプラセンタ注射薬(メルスモン・ラエンネック)を、適正と認可された使用方法(皮下または筋肉注射)で投与を行っています。
*プラセンタの点滴注射・静脈注射は厚生労働省から認可されておらず、安全性や有効性を示すデータもありませんので、当院では行っておりません。
プラセンタ療法の作用
保険適用となるもの
・更年期障害(45~59歳)
・乳汁分泌不全
・慢性肝疾患による肝機能障害
*定期的に診察及び血液検査をうけ、週2~3回注射のため通院できる方に限ります。
自費診療となるもの
痛み・肩こり・肝疾患・疲労感・冷えには即効性が期待できます。
内科領域 | 頭痛・口内炎・気管支炎・気管支喘息・食欲不振・便秘・肝炎・高尿酸血症・高脂血症・肝硬変・パーキンソン病・るいそう(激やせ)・胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・ベーチェット病・高プロラクチン血症・膠原病 |
整形外科領域 | 肩こり・外傷性頚椎捻挫(ムチ打ち)・五十肩・腰痛・膝痛・筋肉痛・関節リウマチ・関節痛・神経痛 |
外科領域 | 外傷・手術後の創傷改善・下肢静脈瘤 |
婦人科領域 | 更年期障害・乳分泌不全・生理痛・生理不順・無月経・不感症・冷え性 |
皮膚科領域 | アトピー性皮膚炎・肌荒れ・しみ・乾燥肌・脱毛症・皮膚潰瘍 |
神経科領域 | 自律神経失調症・うつ病・不眠症・拒食症・(神経性食思不振症)・てんかん・不安神経症・パニック障害 |
泌尿器科領域 | 前立腺肥大症・夜尿症・性欲低下 |
眼科領域 | アレルギー性結膜炎・眼精疲労・視力低下 |
耳鼻咽喉科領域 | アレルギー性鼻炎・耳鳴り・めまい・難聴・メニエール病・嗅覚低下 |
歯科口腔外科領域 | 歯周炎・味覚低下・口内炎・舌炎 |
その他の領域 | インターフェロン・抗がん剤・放射線照射後の副作用軽減 |
黄色の帯上は、吉田クリニック(東京都)で著効が認められたもの
水色の帯上は、吉田クリニック(東京都)でかなり有効であったもの
〜日本胎盤臨床研究会パンフレットより〜
プラセンタ療法のリスク・副作用
注射部位の痛み・発赤・腫脹(しゅちょう)・皮下出血を認めることがありますが、本剤を正しい方法で投与されている限りにおいては重大な副作用の報告はありません。
薬剤が認可され50年以上たちますが、重症感染症・狂牛病感染の報告は1例もありません。しかしながら、厚生労働省よりプラセンタ注射を受けた方の献血は控えるように指導をうけています。
*臓器提供や親子間の輸血などは施行可能です。
プラセンタ治療の実際(予約制:075-466-0011)
健康保険を適用する場合
1回1アンプル、週2~3回皮下注射します。
自己負担額は3割負担の方で、1回500円程度です。
自費診療の場合
滋養強壮などのために治療をうけられる方は、1回2アンプル、週1回注射することをお勧めします。
ご希望により1回1~5アンプルの範囲で、週1回~月1回の間隔で治療を行うことができます。
1アンプル 1,700円
2アンプル 2,200円
3アンプル 2,700円
4アンプル 3,200円
5アンプル 3,700円
初めての方は別途初診料(2,880円+税)がかかります。 2回目以降は施術のみの場合、再診料(1,290円+税)は不要です。